食物アレルギー診断のフローチャート(食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎)

※1:スキンケア指導
スキンケアは皮膚の清潔と保湿が基本であり、詳細は「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016」などを参照する。

※2:ステロイド外用療法
ステロイド外用薬の使用方法については「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016 」などを参照する。

※3:湿疹寛解維持困難
ステロイド外用薬の連日塗布によっても寛解を維持できない状態。

※4:皮膚プリックテスト
生後6か月未満の乳児では血中抗原特異的IgE抗体は陰性になることもあるので、プリックテストも有用である。

※5:除去試験・食物経口負荷試験
母乳栄養の場合には母親の食物除去および母乳を介した負荷試験を実施することもある。

食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎の専門医紹介のタイミング

  1. 通常のスキンケアとステロイド外用療法にて湿疹が改善しない・繰り返す場合
  2. 多抗原(3抗原以上)の感作陽性の場合(離乳食開始までに紹介)
  3. 診断および耐性獲得の確認のための食物経口負荷試験が必要な場合