小児期の耐性獲得を目指す食物アレルギーの診断・管理のフローチャート
その他の注意点
- 食物除去実施上の注意
- 母子手帳を利用して成長曲線を経過観察し、成長発達をモニターしていくこと。食物除去を中止できる可能性を常に考慮する。
- すでに感作が成立している食物を初めて食べさせるときには、食物経口負荷試験に準じる注意が必要である。
- 保育所・幼稚園・小学校入学前には、それまで未摂取の食品に関して食物経口負荷試験を行い、確定診断しておくことが望ましい。
《 定期的検査のスケジュールの目安 》
病診連携
- 専門医への紹介のタイミングは「食物アレルギー診断のフローチャート」を参照
- 自施設で食物経口負荷試験が実施できない場合、近隣の実施医療機関と病診連携し、早期に積極的に患者を紹介する。
- 日本小児科学会専門医研修プログラム基幹施設・連携施設における食物経口負荷試験実施状況は「食物アレルギー研究会」ホームページで検索が可能である。
https://www.foodallergy.jp/ofc/