医療機関以外でのアナフィラキシー症状出現時の対応(プレホスピタルケア)
α受容体遮断作用を有する抗精神病薬とアドレナリンの併用について
- アドレナリンは添付文書上、ブチロフェノン系、フェノチアジン系などの抗精神病薬、α遮断薬との併用禁忌と記載されている。
- α遮断作用を有する抗精神病薬及びα遮断薬を使用中の患者に対してもアナフィラキシーショック発現時にはボスミン®注等のアドレナリン製剤使用が可能となるよう添付文書の変更指示が通知された。平成30年3月27日厚生労働省薬生案発0327第2号
- ボスミン®注等のアドレナリン製剤の添付文書の禁忌及び併用禁忌の項の「ブチロフェノン系・フェノチアジン系等の抗精神病薬、α遮断薬」の記載に「ただし、アナフィラキシーショックの救急治療時はこの限りでない」が追記されることになった。
- α遮断作用を有する抗精神病薬の添付文書において、アドレナリンが併用禁忌となっている製剤については、禁忌及び併用禁忌の項のアドレナリンに係る記載に「アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く」が追記されることになった。
- α遮断作用を有する抗精神病薬及びα遮断薬を使用中の患者に対してもアナフィラキシーショック発現時にはボスミン®注等のアドレナリン製剤使用が可能となるよう添付文書の変更指示が通知された。
- アドレナリンは添付文書上、ブチロフェノン系、フェノチアジン系などの抗精神病薬、α遮断薬との併用禁忌と記載されている。