大豆アレルギー

食品の特徴と除去の考え方

  • 大豆アレルギーで、他の豆類の除去が必要なことは非常に少ない。このため豆類をひとくくりに除去する必要はない。
  • 大豆油は精製されており、基本的に除去する必要はない。
  • 醤油や味噌は、醸造過程で大豆アレルゲンの大部分が分解されるため、摂取可能なことが多い。
  • 豆腐が摂取可能であっても、納豆や豆乳のみ症状が誘発されることがまれにある。

栄養食事指導のポイント

  • 大豆タンパクやタンパク加水分解物など、大豆を含む原材料や食品添加物は多岐にわたり、加工食品に広く使用されている。必ず表示の確認を行う。ただし、アレルギー表示の推奨品目であるため、原材料にアレルギー表示がされないことがあることに留意する。
  • (食物経口負荷試験などの結果から)医師の指示で大豆の醤油や味噌を除去する必要がある場合には、米や雑穀などから作られる調味料で代替できる。